英単語の効率的な覚え方|忘れにくくなる記憶のコツと勉強法
英語の力を伸ばすうえで欠かせないのが、語彙力です。しかし「単語を覚えてもすぐに忘れてしまう」という悩みを持つ人も多いでしょう。実は、単語は覚え方を少し工夫するだけで、記憶への残り方が大きく変わります。この記事では、英単語を効率よく覚え、忘れにくくするためのコツと勉強法を紹介します。
人は忘れる生き物:復習のタイミングが大切
ドイツの心理学者エビングハウスの研究では、人は学んだことを時間とともに急速に忘れていくことが示されています。この「忘却曲線」から言えるのは、一度で完璧に覚えようとするよりも、忘れかけた頃に何度も復習するほうが記憶は定着しやすいということです。
復習のタイミングの目安は、覚えた翌日、3日後、1週間後、2週間後、1か月後といったように、少しずつ間隔を広げていく方法です。これは「間隔反復(スペースド・リピティション)」と呼ばれ、多くの単語学習アプリにも取り入れられています。
忘れにくくなる英単語の覚え方
1. 1回の時間は短く、回数を多く
1つの単語に何分もかけるより、1単語数秒で何度も繰り返すほうが効果的です。たとえば100語を1日で1回見るよりも、同じ100語を1週間で何周もするほうが記憶に残ります。
2. 声に出して発音する
単語を目で見るだけでなく、音声を聞いて自分でも発音してみましょう。目・耳・口を使うことで記憶が強化され、リスニングやスピーキングでも使える語彙になります。
3. 例文やフレーズで覚える
単語を単体で覚えるより、例文やよく一緒に使われる組み合わせ(コロケーション)で覚えると、意味や使い方がイメージしやすくなります。たとえば「make」だけでなく「make a decision(決断する)」のように覚えると、実際の会話でも使いやすくなります。
4. 語源を活用する
英単語の多くは、接頭辞・語根・接尾辞の組み合わせでできています。たとえば「pre-(前に)」「re-(再び)」「-able(〜できる)」などを知っていると、初めて見る単語でも意味を推測しやすくなり、関連する単語をまとめて覚えられます。
5. イメージや自分の経験と結びつける
単語を自分の生活や体験と結びつけると、記憶に残りやすくなります。単語を使って自分のことを英語で一文書いてみるのもおすすめです。
単語帳の効果的な使い方
- 目的に合った1冊を選ぶ:TOEICなら頻出単語の単語帳、日常会話なら会話表現の多い単語帳など、目的に合ったものを選びましょう。
- 1冊を何周もする:何冊も手を広げるより、1冊を完璧になるまで繰り返すほうが効果的です。
- 覚えた単語に印をつける:すぐに答えられた単語にはチェックを入れ、覚えていない単語を中心に復習しましょう。
- 音声も活用する:音声付きの単語帳なら、通勤時間などに耳からも覚えられます。
アプリを上手に活用する
スマートフォンの単語学習アプリは、間隔反復の仕組みを取り入れたものが多く、復習のタイミングを自動で管理してくれます。スキマ時間に手軽に取り組めるので、紙の単語帳と組み合わせて使うと効果的です。自分で単語カードを作れるアプリなら、教材や英文記事で出会った単語をまとめて覚えることもできます。
覚えた単語を「使える」語彙にする
単語を本当に自分のものにするには、インプットだけでなくアウトプットも大切です。覚えた単語を使って英語日記を書いたり、オンライン英会話や英会話カフェで実際に使ってみたりしましょう。読んだり聞いたりする中で、覚えた単語に何度も出会うことでも記憶が強化されます。
まとめ
英単語を効率よく覚えるには、忘れかけた頃に繰り返し復習すること、音や例文、語源を活用して多くの角度から覚えることがポイントです。単語帳やアプリを上手に使い、覚えた単語を実際に使う機会をつくりながら、少しずつ語彙力を積み上げていきましょう。
